9.9 人に教えるのが最強の勉強法
更新日 2021年5月23日
一番定着する学習は「人に教える」こと
何度か紹介しましたが、アメリカ国立訓練研究所が『ラーニングピラミッド』という勉強方法別の定着率を発表しています。
このラーニングピラミッドで定着率が圧倒的に高いのは「人に教えること」とされています。
また日本で一番の学力が高いという秋田県の東成瀬小学校では、授業中に生徒同士が教え合う時間があるそうです。
人に説明すると、頭が整理される
人に教えるには、自分の頭を整理して、相手に分かるように順序立てて、言葉にしなければいけません。
この過程を通して、自分の考えがきれいに整理されます。
逆に自分が理解できていなかったところがあった場合は、うまく説明できないことから、理解できていないところをはっきりと認識できると思います。
やってみると分かりますが、相手がいる緊張感もあり、ものすごい集中力を必要とします。
一説には、人に教えるには、自分で解くより3倍の理解度が必要と言われます。
ですが「3倍の理解度がないと人に教えてはダメ」なのではなく「人に教えることを通して理解度を3倍」にすればいいのだと思います。
人のためにもなるし、自分のためにもなる
「人に教えている時間なんてない」と思う人もいるかもしれません。
ですが、ぜひ後輩に教えたり、友達同士で教え合ってほしいです。
それは相手の役に立つだけでなく、自分自身の頭を整理するためにもなります。
「人に教えることが最も定着率の良い勉強法」と覚えておいてください。
本コラムのまとめ
- アメリカの国立訓練研究所は、一番定着する学習は「人に教える」ことだと発表。
- 人に説明することを通して自分の頭を整理する効果がある。
- 人のためにもなるし、自分のためにもなるので、後輩や友達に教えてあげてほしい。